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4月17日(土)開催・ものがたり観光シンポジウム[フジヤマから瀬戸内へ]

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ものがたり観光シンポジウム
[フジヤマから瀬戸内へ] レポート

2010年4月17日に開催したシンポジウムの様子 去る4月17日にWTCで行われたものがたり観光行動学会が主催するシンポジウム「フジヤマから瀬戸内へ」。約300人の方々にご参加いただき無事成功のうちにおわることができました。参加者ならびに関係者のみなさま、ありがとうございました。遅くなってしまいましたが当日の簡単なレポートをおおくりします。

このシンポジウムはそのタイトルにあるように、現在東京・富士山に偏っているインバウンド誘致PRに対し、幕末にシーボルトはじめ外国人が絶賛し歴史文化回廊の役割をはたした「瀬戸内」にも目を向けてもらいたいということを企図したものです。

旅の文化研究所所長・神崎宣武さん 記念講演をおこなった旅の文化研究所所長・神崎宣武さんは「海から景観を眺める視点がなくなり、瀬戸内沿岸はずたずたになった」とし、江戸末期に数多く記された紀行文を例に「当時の旅を追体験する船旅の復活」を訴えられていました。

奈良県立大学教授・西田正憲さん 西田正憲さんの基調講演の様子 基調講演をおこなってくださったのは奈良県立大学教授の西田正憲さん。文献や資料などをもとに「風土、過去との連続性から瀬戸内を見直すべき」「人間くさい風景こそが瀬戸内らしさ」と語ります。

左から本学会会長の白幡洋三郎、理事の熊谷真菜、副会長の加藤晃規 左:本学会副会長でパネルディスカッションのコーディネータを務めた高田公理、右:国土交通省海事局次長の大黒伊勢夫さん パネルディスカッションでは本学会の加藤晃規副会長が「富士は『塔の思想』、瀬戸内は『広場の思想』と言える」と提起。神崎さんは「塔は一瞬でも評価できるが広場は時間をかけないと評価できない」と応じ、国道交通省海事局次長の大黒伊勢夫さんは「瀬戸内を目的地として開発するためには『物語』が必要だ」とされました。

白幡会長の提言「瀬戸内のススメ」にてシンポジウムは締めくくられました 最後に本学会の白幡洋三郎会長が「東西に長い瀬戸内の昼間を俯瞰する船がない(一般客が乗るフェリーなどは夜間航行がほとんど)。富士山に負けない価値を見いだすのは難しいが、『物語』という手段、行動の実践で昼間の船を学会で復活させたい」とシンポジウムを締めくくりました。

受付をおこなう大阪千代田短期大学観光コースの生徒たち またシンポジウム当日の運営は、授業の一環として大阪千代田短期大学総合コミュニケーション学科観光コースの生徒たちが行いました。ご苦労さまでした。

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4月17日開催:ものがたり観光シンポジウム[フジヤマから瀬戸内へ]

来る4月17日、大阪市住之江区のWTCホールにて、ものがたり観光行動学会の主催によりシンポジウム「フジヤマから瀬戸内へ」をおこなうことになりました。瀬戸内の歴史や文化の豊潤さ、観光ルートとしての魅力を専門家と有識者らで浮き彫りにし、瀬戸内に脚光を浴びせようという試みです。

国が目標に掲げる年間訪日外国人観光客数3千万人の達成のためにも、首都圏―関西―九州間に、軸となる観光ルートの構築が必要です。ものがたり観光行動学会は、その中でも、多島美と島々の文化的差異が魅力の瀬戸内エリアを船旅で楽しむスタイルの必要性をアピールしたいと考えています。みなさまぜひともご参加ください。

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船旅アンケート

この夏、大阪千代田短期大学のオープンキャンパス時に主に高校3年生に向けて「船旅アンケート」を実施しました。

関西汽船さんの協力によって行ったこのアンケートは、その後、ものがたり観光行動学会・白幡洋三郎会長(国際日本文化研究センター教授)のアドバイスを得ながら取りまとめられました。内容的には、想像していた以上に興味深い結果が出ました。

先日、白幡会長にもご足労いただき、関西汽船さんにもこのアンケート結果を届けました。その席では、白幡会長から関西汽船に様々な提案がなされました。アンケート結果は、それらの提案の裏づけにもなりました。

当日は、大阪千代田短大の学生がアンケート結果の説明を行い関西汽船の専務らに手渡しました。これはその時の様子です。

写真:アンケート結果を手渡す様子
白幡会長と学生から関西汽船専務らに手渡される「船旅アンケート」
写真:結果の報告も学生から
写真:懇談中の様子 アンケート結果を報告する学生たち

また、新聞紙面でも紹介されました。アンケート結果は大変、興味深い内容ですのでここに公開いたします。

最近では、なにかとネガティブな話題ばかりが目立つフェリー業界ですが、「物流業」の側面ではなく「観光資源」として捉えてみると、瀬戸内の船旅は世界的競争力を持っているように思えます。

国土交通大臣は、現在年間800万人の海外観光客を「早く3000万人に……」とコメントされていますが、そのために必要な政策的な決断は東海道新幹線で関西に入った海外旅客を「瀬戸内の船旅」で九州へ向かわせる仕掛けです。

人気のJRパス(外国人旅客が利用する新幹線も乗れるJRフリーチケット)で広島や姫路には旅するが、外国人の多くはそこから逆戻り。トンネルばかりの山陽新幹線だけでは旅情不足。西日本の魅力を語りかける手立てが決定的に不足しているのが現実です。

これは、「東京・富士山・新幹線」がワンセットで観光概念化し外国人旅客の「魅力」として定着しているのとは全く反対のマイナスの事実です。

ニッポン観光の「もうひとつの柱」……瀬戸内の船旅で九州へ! 国土交通大臣の海外旅客3000万人への夢は、このキーワードとう向き合うかにかかっていると思われます。

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ものがたり観光の旅はつづく

このホームページでの紹介はちょっとお休みしていましたが、毎日新聞・月曜日/夕刊に連載されている「ものがたり観光行動学会」の旅は、その後も継続されています。

7月には五島列島(福江島と奈留島)を訪ねました。この島の自然・景観の多様さにまず驚き。魚と牛と野菜の三拍子そろい踏みの「食の王国」に感嘆。そして、隠れキリシタンの深淵に感動しました。また、奈留島では、たまたま出会った奈留高校の女子生徒に、この高校の愛唱歌である、ユーミン作の「あの歌を」その歌碑の前で歌ってもらい、不覚にも涙しました。「漁港基地」としての産業が衰え、島民が激減、この奈留高校も近々には閉校……という現実を、歌を歌ってくれた高校生から直接聞かされたからです。このシリーズは、5回にわたって掲載されました

8月には、この学会の会長・白幡洋三郎氏が鹿児島県の甑島に向かいました。申し合わせたわけではなかったのですが、五島列島に続き、たまたま東シナ海の「島の物語」となりました。白幡会長は、カノコユリの物語に焦点を当てられていました。このシリーズは、3回にわたって掲載されました。

そして今回は、北海道・阿寒湖を旅しています。

屈斜路湖では、もう40年以上も湖畔で貸しボート屋さんを営む大将に話を聞き、近隣の「牧場観光」のオーナーには、体験型観光の秘策を教えてもらい、阿寒湖の美しさに声をなくし、そしてアイヌコタンの秋辺さんには、「まちづくりの根性」を学びました。

ものがたり観光の旅はまだまだ続きます……

[写真]屈斜路湖:貸しボート屋さんの大将と
大将の話は優しく、屈斜路湖への愛がにじみ出ていました。

[写真]修学旅行中の高校生たち
雨でもこんな体験がいろいろ! ドナドナドナの修学旅行生(東京の高校生)

[写真]阿寒湖にて
すぐそばではフライフィッシングの釣り人が。絵になるなぁ〜

[写真]アイヌコタンの秋辺さん
個性的な秋辺さん。アイヌコタン再生への思いやりと繊細さに深い感銘を受けました。ありがとうございました

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ANATAから、あなたに
ものがたり観光行動学会・入会のご案内

ものがたり観光行動学会 Association for Narrative Tourism Actives(略称ANATA)が、2009年11月1日、正式に発足いたします。

この学会は、会員数が100名に達した時点で、日本学術会議への所定の登録を念頭しております。参加ご希望の方は[ものがたり観光行動学会:入会案内]をご覧ください。

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